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アルバイト中の話。 僕「明日、入学式なんですよー」 バイト先の上司(以下、上)「そんなことより女子大生と仲良くなったら紹介してくれ」 僕「(……くっ。このやろう)はぁ、まぁ、機会があれば……」 いや、仲良し小好しでございましてよ? そんな先輩との昨日の話。 やばいな、このパンの量……。 午後7時15分現在で43(←暗号)のパンがこれほど残っているなんてっ! 34間に合うか微妙な域じゃないか……。 8時までに値下げし切れば上々かな。 上「よし、katoh、40分までの25分で43やれよ」 僕「ちょっ!! 無理ですよ!!」 そのような速さで仕事をこなせていたら、定時より一時間は早く帰れるレベル。 即ちこれ不可能。 上「いや、お前なら出来るよ、お前はもう、それくらい出来るクラスに達してるよ」 僕「………え?」 上「それじゃ、時間までに終わったらパンやるから」 僕「………え!」 ということで全身全霊全力で値下げシールを貼ります貼ります。 別に、パン欲しさに頑張ってるわけじゃないよ! 「ポテトスティックって一度食べてみたかった」なんてこと全然ないよ!! ただ、純然たる喜びというか。 僕の仕事振りを認め、信用してくれている様が嬉しかった。 この期待に背くわけにはいくまいて。 そしてこの「信用」を「信頼」に変えてみせる!!(←漫画、封神演義参照のこと) 速く!! そして早く!! 終了タイム、7時50分弱。 まあ漫画や小説のようにミラクルは起きませんよ。 だって無理だもん。 仮に値下げのプロフェッショナルがいたとしても、たぶん無理なパンの量でしたし。 例えば魚を捌くプロがいたとしましょう。 その人は包丁を自在に駆使し、目にも止まらぬスピードで魚をバッタバッタと捌いていくことでしょう。 でも値下げシール貼りはそうはいかない。 バーコードを読む込ませた後、シールが出てくるまでの間はすることがないのだ。 どれだけ貼る作業が速くても、シール発行マシン(仮)の稼働時間を速めることは出来ない。 つまり無抵抗で過ぎていく絶対的な時間領域が存在し、その上それが結構な割合を占めている以上、 大体の時間は事前に予測出来てしまうのだ。 だから僕は8時前くらいが目処だと判じた。 むしろ50分は相当頑張った方なのだ。 言い訳などではなく。 だが、敗者の口から出るものは全て言い訳だと相場は決まっている。 だから余計なことは言わない。敗北のみを伝える。 僕「すんません、50分くらいでした…」 上「ああ、そうか。…だろうな。いや、お前は頑張ったよ。よくやった」 そう、そして僕はこの展開も分かっていたのだ。 上司が終わらないであろう時間に設定したのは、ただ単に僕に発破をかける為だったということを。 分かっていたけれど、だからこそそれを超えて見せたかった。 いい意味で期待を裏切りたかったのだ。 とはいえ、今となっては意味を成さないものでしかないが。 そして僕は、ここまでは読めていなかった。 定時に上がり着替えようとして、ロッカーに手をかける。 そこには「ポテトスティック」があった。 十中八九、先に上がった上司が置いていったものであろう。 「くそ、粋な計らいしやがって………」 言葉とは裏腹に嬉々とした表情をしながら件の「ポテトスティック」に口を付ける。 それは見た目通りの味だったが、 その塩味は仕事上がりの疲れ切った身体に染み入るようで、美味だった。 はい、katohさん劇場 第一話「バイト編」です。 無駄に小説調なのに意味はないです。 ちょっといい話っぽいのはこういう感じでシリーズ化していきたいとか思ってる。 他にもCDの話や小説の話もしたいのですが、書く時間がとれませぬ。 それは後々書いていきますので、興味のある方はお付き合い願います。 またブログとmixiに違いがで(ry |
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